虚栄の黒船~小説エンロン(黒木亮)

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<本の内容>
全米を震撼させた“エンロン事件”は、日本をも侵蝕していた。のみならず、全世界に爪跡を残し、ひと握りのアメリカ人だけが膨大な利益を貪った。本書は行き詰まった米国資本主義の正体を見事に描出している。

<目次>
サッチャリズム
カウボーイ対インディアン
ガス銀行
オフバランスの魔術師
電力革命
青いダイヤ
エンロンオンライン誕生
LJM2号
黒船上陸
青森進出
ケツの穴野郎
内部告発
カラ売り屋の逆襲
救済合併
破綻


2001年に倒産し話題になったエンロン。数多くの不正を行い、「エンロン事件」といわれた。
倒産する直前まで買い推奨をしていた投資銀行のアナリストや、適正意見を出し続けた会計士の責任も問われ、シティグループが証券部門を売却。アーサーアンダーセンが解散となった。
その後、サブプライ問題、リーマンショックが来るが、金融関係の本質は何も変わっていなかったようだ。
資金を集めるために金融工学を駆使し、証券を組成し、投資家にリスクを負わせる。歯車が逆回転した時のリスク増は一切無視している。
欧州債務問題の根幹も将来の収入増の政策を出さずに、支出を賄うための国債発行を続けきたつけが、一気に顕在化したに過ぎない。
学習効果を生かし、今後の教訓としたいところだ。

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