勧奨退職(清水一行)
<本の内容>
このまま置いておくと、周りの人にも迷惑で害になる―音響機器のトップメーカー、フロンティアの営業本部長付の相沢は、冷酷な勧奨退職を言い渡された。バブル崩壊で業績悪化にあわてた社長と副社長がとった合理化策だった。相沢は、切り捨てられる三十五人の名前をつかみ、団結して闘うことを決意、マスコミも利用して行動を開始した。が、退職期限の日、相沢は人事部長に呼び出され…。傑作経済小説集。
<感想>
実在企業を髣髴させる経済小説。7つの短編それぞれ男女のからみがあるが、最後は「えっ」という感じで締めくくっている。
企業で働く人が感じる組織の矛盾やしがらみ、その中でみんな生きてきた。しかし、その企業も今後はどうなるのか・・・・・そんな感傷に思わずふけってしまいそうだ。

"勧奨退職(清水一行)" へのコメントを書く