早稲女、女、男(柚木麻子)
<本の内容>
面倒臭くて痛々しいけど、憎めない
ワセジョと5人の女子の等身大の物語
男勝りでプライドが高くて酒豪。だけど本当は誰よりも純粋で不器用。
そんな早稲女の中の早稲女、早乙女香夏子は就職活動を終えたばかりの早稲田大学教育学部の四年生。
演劇サークルの幹事長で七年生の長津田との腐れ縁はなんだかんだでもう4年目だが、このところ口げんかが絶えない。
そんなとき、香夏子は内定先の先輩・吉沢から告白される。
女の子扱いされることに慣れていない香夏子は吉沢の丁重な態度に戸惑ってしまう。
過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、些細な事にいちいち傷つき、悩み、つまづく……。
そんな彼女を、周囲で取り巻く他大学の女子たちはさまざまな思いを抱えながら見つめていた――
それぞれが抱える葛藤、迷い、恋の行方は?
<感想>
早稲田、立教、学習院、日本女子、慶應義塾、青山学院の女子が登場する。
それぞれの学校のカラーを上手く描いている。
この中で最も扱いにくいのが、早稲田であり、早稲女と呼ばれるようだ。
女子とはいえ、早稲田に進学するのだから、頭脳明晰であり、その辺の男子には負けないといった雰囲気があるのだろう。
私の職場はどういうわけか早稲田出身者が多い。その中には早稲女もいる。
前の会社の同僚にも早稲女がいた。
両者ともに、ここで描かれている早稲女の特徴を十分に持っている。
本書の著者はてっきり早稲女かと思いきや、立教とかかれており、親友役の方が著者だった。そして、他大学生からみた早稲女を描いたということもあるようだ。
物語としては、ハッピーエンドに終わりよかった。

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